【S/S EMPRESS of RUSSIA】チェコスロバキア宛

帝政ロシア末期~シベリア内戦

田沢切手使用【S/S EMPRESS of RUSSIA】CZECHOSLVAKA宛

19211215日のKOBE2(神戸)で投函、チェコスロバキア(CZECHOSLVAKA)宛の郵便です。

この郵便物は、差出人により「船舶指定」が【S/S EMPRESS of RUSSIA】と指定・記載されており、船舶名と共にEmpress of Russia Via Canadaと指定されています。

以前からロシアの女帝(S/S EMPRESS of RUSSIA)この船舶で運ばれたカバーを探していた処、やっと私の収集範囲に該当するマテリアルが見つかり、コレクションに加えた物です。

この船舶の名前「ロシアの女帝」の由来は不明ですが、1912828日に進水しており19133月に完成しています。

1913年4月1日にリバプールを出港して、スエズ経由で香港とバンクーバーへの処女航海に出発しており、その後、定期的に香港・上海・長崎・神戸・横浜・バンクーバー航路を就航しています。

1914年11月(第一次世界大戦)英国海軍本部の指示により香港で武装商船として改造されて、インド洋での任務の為に移送されています。

1919年4月10日に戦後最初の航海が始まりましたが、戦争の合間にも定期的な太平洋横断を再開していました。

バンクーバーからマニラまで航行して、そして極東・北アメリカからの帰りの航海でウラジオストックに立寄り、ロシア革命(内戦)中にカナダのシベリア出兵軍を搬送したとする記録もあります。

使用されています切手(郵便料金)

大正白紙3銭切手が3枚と1銭切手が1枚の10銭分の切手が使用されており、適正な郵便料金となります。

 

 

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