極東共和国と反共政権が発行した切手の使用例
消印によりますと1922年7月13日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)で投函され1922年7月22日にSHNGHAI(上海)に届いた郵便物の断片です。
使用された切手(郵便料金)
コルチャーク政権下で帝政ロシア時代の2коп普通切手に額面「35」копを加刷した切手にコルチャーク政権崩壊後に極東共和国[Дальне Восточная Республика]を表す略号 「ДВР」 を加刷して極東共和国沿海州用の郵便切手とした額面35коп切手1枚。
1921年7月に反共政権「沿アムール臨時政府」が発行した4種類[2・4・5・10коп]の無目打切手の内、5коп切手1枚が使用されています。
以前に【極東共和国沿海州政庁関連の日本経由便】として紹介しましたカバーも同じ切手の組み合わせのカバーでしたが、他にもウラジオストックでの使用例として良く見かけます。
使用された切手の額面は「35коп」と「5коп」の40копであり、適正な郵便料金と思われます。
鑑定書のコピーに付いて
可成以前に国外のオークションで入手したマテリアルですが、鑑定書のコピーが添付されていました。
Googleでの翻訳によれば「極東共和国: S.G.36 var. & S.G.63オンピース・どちらの切手も本物です」と確認できますが、私には鑑定書にあるDr. R.J. Ceresa (セレサ博士)に付いての知識が無く不明です。
郵便史研究家であるGANさんのブログ「郵史日乗」にDr. R.J. Ceresa (セレサ博士)に付いて記載があります。
GANさんのブログによりますと「ロシア内戦期のロシア切手真偽判定の権威」とありましたが、この鑑定書のコピーの信憑性に付いては不明です。
このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。
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