極東共和国と反共政権発行切手の使用例【ENG LAND宛】

沿海州政権発行切手

極東共和国(沿海州政府)と反共政権(沿アムール政権)発行切手の使用例

192238日にВЛАДИВОСТОКЪウラジオストック)で投函されて、322YOKOHAMA横浜)を経て、ENG LANDイングランド)に届いた郵便です。

中継印は、YOKOHAMAのみで、ENG LANDの着印もありませんが封筒には「Via America」となっています。

使用された切手(郵便料金)

1920年12月13日、沿海州のウラジオストックに(極東共和国沿海州政府)が成立、この政権により帝政ロシアの普通切手に極東共和国(Дальне восточная Республика)を表す略号 ДВР を加刷した切手が発行されました。

ここでは帝政ロシアの20КОП普通切手に「ДВР」が加刷された切手が使用されていますが、額面は帝政ロシアの切手の額面で使用されています。

1921年5月26日、ウラジオストックに駐留していた日本軍の支持の基に資本家メルクーロフを首班とする軍隊とセミョーノフ軍の残党であるカッペリ兵団がクーデターにより、ウラジオストック(極東共和国の沿海州政府)を打倒して、ウラジオストック反共政権(沿アムール政権)を樹立しました。

この政権に於いて4種類(2КОП4КОП5КОП10КОПの無目打切手が発行されていますが、ここに使用された切手は、2КОП4КОП2枚・10КОП20КОП分の切手が使用されています。

拠って、極東共和国(沿海州政府)が発行した20КОП切手と反共政権(沿アムール政権)が発行した20КОП切手が使用されており、ここに使用された郵便料金は40КОПは適正な郵便料金と思われます。

このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。

 

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