極東共和国沿海州政庁発行切手の使用例(Via America)

沿海州政権発行切手

極東共和国沿海州政庁(Via America)

1922520日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)で投函されたFrance/ TARN(フランス南西部のタルン県)宛の郵便です。

1917年に発生したロシア革命に干渉してフランスもシベリアに出兵していますが、1920年の初頭には日本シベリア出兵軍以外の軍隊は既に撤退してます。

使用された切手(郵便料金) 

帝政ロシア時代の2коп普通切手にコルチャーク政権下で独自額面35копを加刷して使用された切手にコルチャーク政権崩壊(1919年末頃)後にウラジオストックで発足した極東共和国(沿海州政府)が、極東共和国(Дальне Восточная Республика)を表す略号 ДВР」を加刷した切手でありますが、額面は35копと思われる切手が使用されています。

5коп切手は、日本シベリア軍の支援を受けた資本家メルクローロフを首班とする軍隊とカッペリ兵団が、極東共和国沿海州政庁を打倒して新たに樹立されたウラジオストック反共政権(沿アムール臨時政権)により発行された切手が使用されています。

拠って、40коп分の切手が使用されており、適正な使用例となります。

同様の使用例カバーは時々見かけますが、郵便料金40копとするにはコルチャーク政権下で額面35копが加刷された切手と反共政権(沿アムール臨時政権)が発行した5коп切手の組み合わせが最適であったと思われます。

5ヵ月後(19221025日)に日本軍はシベリアから撤退しています。

このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。

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