ウラジオストック反共政権(沿アムール臨時政権)
1921年5月26日にウラジオストックに駐留していた日本シベリア出兵軍の支持の基に資本家メルクーロフを首班とする軍隊とセミョーノフ軍の残党であるカッペリ兵団がクーデターによりウラジオストック極東共和国(沿海州政庁)を打倒。
メルクーロフが樹立した反革命政権「沿アムール臨時地方政権」を白軍の旧帝政軍将軍ヂェチェリヒスが、この政権を改組して、「沿アムール臨時政府」としました。
日本軍の後援で赤軍や極東共和国[人民革命軍]と戦っていた「沿アムール臨時政権」の反革命軍は、1922年10月25日に日本軍の撤退により総崩れとなり消滅しました。
この政権下で4種類の無目打郵便切手が発行されてますが、ロシアの臨時政府の紋章を描きその周囲「極東共和国」 の銘と交叉した2つの郵便角笛の記章が標示されています。
これらの郵便切手はシベリア極東共和国(沿海州政庁)で使用するために準備されていたものであるが、1921年7月にウラジオストック反共政権(沿アムール臨時政権)により発行され使用されています。
1921年7月 ウラジオストックで発行された4種類の切手
1921年8月 ニコライエフスクで加刷・発行された切手
帝政時代の切手に政権銘と額面10коп・15копが加刷されており、使用されています切手の種類は非常に多くの種類を見かけます。
1922年10月10日 沿海州加刷・発行された切手
ウラジオストック(沿アムール臨時政権)発行切手に沿海州でПРИАМУРСКИЙ ЗЕМСКИЙ КРАЙを加刷・発行された切手です。
額面は、1копと3копの加刷が見受けられます。
沿海州で使用する為に帝政ロシア時代の切手に政権ПРИАМУРСКИЙ ЗЕМСКИЙ КРАЙを加刷した切手ですが、加刷が黒・赤インクとなっており、四角形の枠が黒・赤インクで加刷されたものが見受けられます。
1922年5月26日 政権成立1周年記念加刷切手
ウラジオストック反共政権(沿アムール臨時政権)成立1周年を記念して、ウラジオストックで加刷・発行された切手です。
このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。
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