1889年・ロシア皇帝宛の郵便【皇室郵便】

帝政ロシア末期~シベリア内戦

1889年・ロシア皇帝宛の郵便


1889年2月・・日(日付判読できません)にХАРЬКОВЪ(ハリコフ)で投函されたロシア皇帝宛の郵便です。

2月15日にС.ПЕТЕРБУРГЪ(セント・ペテルブルグ)の着印が確認できます。

この郵便物は、1984年に発行された帝政ロシアの7коп普通切手1枚が使用されており、宛名は、「Въ С. Петербургъ Его Импираторскому Величеству」(サンクト・ペテルブルクの皇帝 陛下)宛と記載されています。

セントペテルブルグの着印


着印を確認した処、外周に【С.ПЕТЕРБУРГЪ(セント・ペテルブルグ)】【НЦПОЧТ ДИРЕКТОРА(ディレクターズ オフィス)】と確認できます。

中央には 年・月・日 が標示されています。

出品者の説明によると「1889 Письмо Императорскому величиству,штемпель Канцелярии почтдиректора」とあり、翻訳すると「郵便局長の事務所によって押印された皇帝への手紙」となります。

皇室郵便等の受取印との説明でしたが、確証は無いとの事です。

第13代アレクサンドル3世(1881年3月13日~1894年11月1日)

この郵便物の差出局消印の年号から「第13代アレクサンドル3世(1881313日~1894111日)」宛となります。

13代アレクサンドル3世は、18941020日に病死しており、帝位は長男のニコライに継承された。第14代ニコライ2世(1894年~1917年)がロシア帝国最後(二月革命により退位、1918年に家族と共に処刑)の皇帝となります。

ロシア革命により帝政が崩壊したとは云え、如何なる経緯を辿ってロシア皇帝宛の郵便が私のコレクションに収まったのか、その過程について関心がありますが不明です。

このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。

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