反共政権(沿アムール政権)発行の加刷切手
1921年5月26日にウラジオストックに駐留していた日本軍の支援を受けた資本家メルクーロフを首班 とする軍隊とセミョーノフ軍の残党であるカッペリ兵団とが極東共和国の沿海州政庁を打倒して反共政権「沿アムール臨時政権」を樹立しました。
この政権を帝政ロシアの将軍ヂェチェリヒスが改組して反共政権「沿アムール政府」として、日本軍の後援で赤軍や極東共和国[人民革命軍]と戦っていたが1922年10月25日に日本軍がシベリアより撤退した事により総崩れとなり消滅しました。
ウラジオストック反革命政権(沿アムール政権)沿海州で加刷された切手
ウラジオストック反共政権(沿アムール政権)では沿海州で使用する為の切手を発行、何れも帝政ロシア時代の普通切手に「政権名」及び「略称」を加刷した切手です。
収集対象とした切手
私が収集対象とした切手は、帝政ロシア時代の普通切手にコルチャーク政権下で額面を加刷(「35коп」と「70коп」)した切手を中心に収集しています。
政権名「ПРИАМУРСКИЙ ЗЕМСКИЙ КРАЙ」の略称「ПЗК」を加刷した切手です。
何れも「目打有」「目打無」の切手があると思われますが、私は「35коп」は目打が有る切手、「70коп」は目打の無い切手が収集できました。
又、左側の切手には縁枠まで加刷されています。
下段の切手は政権銘「ПРИАМУРСКИЙ ЗЕМСКИЙ КРАЙ」が円形に加刷されています短期間に限られた地域での発行・使用された切手の収集であり、納得できる使用済切手の収集は難しく「カバーは東欧のオークションで数回見かけた」事がありますが収集できておりません。
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