極東州革命委員会が発行した切手の使用例
1922年12月20日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)で投函された郵便ですが、12月23日のKOBE2(神戸)中継印が確認できます。
着印によれば1923年1月13日にREGISTEREO-SYDNEY N.S.Wとなっています。
1922年10月25日に日本軍の撤退により極東共和国の必要が無くなり、1922年11月15日にロシア社会主義連邦ソビエト共和国は極東共和国を併合してロシア革命に伴う内戦は終結しています。
拠って、この郵便物は極東共和国がソビエトに併合された直後のカバーとなります。
使用された切手(郵便料金)
チタ極東共和国が発行した1коп切手2枚とウラジオストック反共政権(沿アムール政権)が発行した2коп切手4枚・10коп切手3枚が使用されて合計で40коп(適正な郵便料金)となっております。
ウラジオストック反共政権(沿アムール政権)が発行した2коп切手4枚の内2枚の切手には、日本軍がシベリアから撤退した事により反共政権(沿アムール政権)が崩壊した後、1922年11月7日にウラジオストック「極東州革命委員会」の指導の基にロシア十月革命5周年の年月日を加刷した記念切手が使用されています。
十月革命はロシアの旧暦(露暦、ユリウス暦)では1917年10月25日であるが、現行歴(グレゴリオ暦)では1917年11月7日に始まっています。
拠って、十月革命5周年の記念切手には、記念年月日「1917.7.XI.1922」が赤インクで加刷されています。
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