私の郵趣は、帝政ロシアの1番切手~ロシア革命により帝政が崩壊(1917年)する迄の間に発行された切手を収集するものでしたが、転機(20数年前)は日露戦争をテーマとした郵趣家(同僚)と出会った時です。
同僚から郵便史とか消印の収集(マルコフィリー)等々 郵趣に関する指導と助言を得て収集内容が一変した事は既に投稿したとおりです。
日露戦争(1904年2月~1905年8月)
明治37年(1904年)2月4日にロシアとの国交断絶と開戦とを決定、同月8日には既に日本艦隊は、朝鮮半島西部の仁川港のロシア艦隊を攻撃すると共に遼東半島南端の旅順港においてもロシア艦隊への奇襲攻撃を行っています。
1904年2月8日の開戦から翌明治38年(1905年)8月のポーツマス講和会議までの18ヶ月に渡る日本とロシアとの間で戦われた戦争です。
日露戦争に関わるマテリアル
ここに紹介しますマテリアルは1902年(明治35年)2月19日に広島県の呉軍港在泊軍艦「ときは」から福井県(越前 今庄)宛に差出された郵便です。
特に珍しい郵便物ではあリませんが、手紙の内容に興味があり入手しました。
ロシアの軍艦が日本海のウラジオストックに於て大演習を開始しており、我が日本の軍艦も小演習・大演習を開始した・・・と云った内容の手紙が添付されています。
日露戦争勃発の2年も前からお互いに牽制しながら軍事演習が実施されていた様です。
私が初めて日露戦争に関する「郵便史としてのコレクション」を見せて頂いた時に開戦前に「日本海でロシアの軍艦が牽制目的の軍事演習を実施した内容のマテリアル」に付いての説明を受けた記憶がよみがえり、衝動買(Yahoo!オークション)したものです。
但、その時のマテリアルと同一の物か否かは不明(ハッキリとした記憶はありません)です。
日露戦争とシベリア出兵
日露戦争に関する郵便史コレクターの郵趣の先輩からの勧めで「シベリア出兵」に関するマテリアルの収集に励んできましたが、共通点は何れも「限られた期間に限られた場所での事象」である事。
シベリア出兵
日本シベリア出兵軍に関するマテリアルは殆ど切手を必要としない軍事郵便ですが、私の偏見ですが切手を使用していないマテリアルに魅力が薄れて、シベリア内戦時の反革命政権である「コルチャーク独裁政権」及び「セミョーノフ独裁政権」何れも独自に額面を加刷した切手を発行しており、極東共和国に於いても独自の切手を発行しています。
拠って、郵便史を逸脱したまずはコルチャーク政権下で発行された切手を使用したカバーの収集・セミョーノフ政権下で発行された切手を使用したカバー、それに極東共和国で発行された切手を使用したカバー等々の収集から始めて今日まで来ました。
現在は、コルチャーク政権下で発行された切手を使用したカバーを除き処分を予定しております。
処分(コレクションの散逸)に先駆けて収集品をブログで紹介しております。
このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。
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