シベリア鉄道【МАНЬЧЖУРИЯ 261 ХАРБИНЪ】

シベリア内戦1919年・郵趣記録

シベリア鉄道【МАНЬЧЖУРИЯ 261 ХАРБИНЪ】 U.S.A.宛

一時期、シベリア鉄道に憧れと関心を持ちシベリア鉄道印の有るマテリアルの収集に励みましたが、10点程(現在、残っているのは3点のみです)収集しましたが進展しませんでした。

どうしても内戦時(1918年~1923年)と云う期間を限定するとマテリアルも少なく収集が進展する事無く断念しました。

今回、紹介しますマテリアルは、1919年511日に投函された郵便ですがМАНЬЧЖУРИЯ(満州里) 261 ХАРБИНЪ(ハルビンその消印が確認できます。

差出人はアメリカ合衆国(U.S.A.)のRRS軍団AEF Ashby(アシュビー中尉)となっていますが着印はありません。

YMCAの封筒を利用しており、ВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)でロシア側の検閲を受けています。

日本政府は191882日にシベリアへの出兵を宣告しており、811日にはウラジオストックに上陸していますが、アメリカ合衆国(U.S.A.)も同時期にシベリアへ出兵しています。

そんな時代背景の下に使用された郵便物は感慨深い思いがします。

使用された切手(郵便料金)

帝政ロシア時代の普通切手50коп1枚と20коп1枚の70коп分の切手が使用されていますが、191811月頃、イギリス及びランスの後援を得てコルチャークが「ウラル以東のほぼ全域に軍事独裁体制を確立」しており、コルチャーク政権下の国外宛の郵便料金は70копであり、コルチャーク政権下の郵便料金を適用したとすれば適正な郵便料金と思われます。

シベリア内戦に関連したシベリア鉄道の郵便印が在るマテリアルを既に2通を紹介しましたが、以前に知人から「この時期の郵便物の殆どシベリア鉄道で郵送された」と指摘されて自分なりに納得した記憶があります。

このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。

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