シベリア鉄道【264 ВЛАДИВОСТОКЪ-ХАРБИНЪ】

コルチャーク政権下の使用例

シベリア鉄道【264 ВЛАДИВОСТОКЪ-ХАРБИНЪ】ハルビン宛

消印によれば、19191015日にОМСК(オムスク)で投函されて、16日の日付でВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)-ХАРБИНЪ(ハルビン)の消印が確認できます。

拠って、ウラジオストック(264 ВЛАДИВОСТОКЪ-ХАРБИНЪ)~ハルビンまでシベリア鉄道により運ばれた絵葉書と思われますが、受取人側で差出人と宛先等が消されており確認できません。

ОМСК】と【264 ВЛАДИВОСТОКЪ-ХАРБИНЪ】の郵便印が確認できます。

シベリア鉄道

 シベリア鉄道は1901113日に完成(全通)しており、満州里から哈爾賓(ハルビン)・ウラジオストック・旅順までの全線が開通しています。 

改めて収集品の投函された局名を確認した処、シベリア鉄道の主要駅(「エカテリンブルグ」「チュメニ」「オムスク」「イルクーツク」「チタ」「ハバロフスク」「ウスリースク」「ウラジオストック」)と同地から投函されています。

当然な事ではありますが、シベリア鉄道印の有無に関わらず、この時期は殆どの郵便物をシベリア鉄道で運搬されていたと思われます。

使用されました切手(郵便料金)

帝政ロシア時代の3КОП普通切手にコルチャーク政権で額面[50КОП]を加刷した切手が使用された絵葉書です。

オムスクのコルチャーク政権が崩壊する前の使用です。

コルチャーク政権下で19197月から新しく採用した郵便料金は、国外宛の郵便料金は(1рубль)であり、葉書料金を斟酌すれば額面[50КОП]加刷切手の使用は適正な郵便料金と思われます。

このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。

 

 

 

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