1902年・ロシア皇帝宛の郵便物

帝政ロシア末期~シベリア内戦

1902年・ロシア皇帝宛の郵便物

 ロシアのセラーから購入した「イギリス王エドワード7世の封筒・切手」を使用したロシア宛の郵便Почтовое отправление в Санкт-Петербург Императору России」と説明があり、外務大臣ラムスドルフ伯爵経由でロシア皇帝宛のカバーと思われます。 

1902.DE.31にイギリスのPADDINGTON W(パディントン  で投函された郵便ですが、1902.ДЕК.21にロシアのС.ПЕТЕРБУРЪ(セント・ペテルブルグ)」に届いています。

着印は皇室関係の郵便専用の受付印(КАНЦПОЧТ ДИРЕКТОРА?とする説明がありましたが詳細は不明です。

今回紹介しました皇帝宛の郵便物は、郵便印の年号(1902年)から帝政ロシア最後の皇帝となった 14代ニコライ2世(1894年~1917年)宛となります。

 ロシア歴(ユリウス暦)とグレゴリオ暦

イギリスで投函日1902.DE.31(グレゴリオ暦)とロシアの着印日1902.ДЕК.21.(ユリウス暦)の相違。

イギリスでの投函日はPADDINGTON W 1902.DE.31)となっており、December
(Dec.)の略で
19021231日 と思われます。

ロシアでの着印はС.ПЕТЕРБУРЪ(1902.ДЕК.21. )となっており、1902年12月21日となります。

ロシア帝政時代(帝政ロシア時代 ~十月革命 迄)はユリウス暦が使用されており、帝政が崩壊した後にグレゴリオ暦を使用しています。

拠って、ユリウス暦に13日を加えると現行のグレゴリオ暦になります。

実質的にロシアに届いた到着日は、到着日+13日 1903 1 3日となります。       

このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました