東欧のオークションで落札（入手）したマテリアルです。
1920年8月24日にNAGASAKI（長崎）で投函、９月６日にHONG-KONG（香港）へ届いたが、 HONG-KONG（香港）から（ワシントンD.C.の陸軍省に転送） CHICAGOの異なる着印が３個あり（10月10日）（10月12日）（10月14日）更にMANILAへ転送されて11月10日に届いています。
ワシントンD.C.の陸軍省に転送後に、更にvia “Seattle Victoria Seaplane Mail” (boxed cachet) シアトル・ビクトリア水上飛行機郵便（箱型の名状）経由で、マニラに転送されています。
投函されたのが1920年（連合国によるシベリア出兵の最中）の郵便物であると共に宛名（船舶指定）が「U.S.A.T. “President Grant”」となっています。
この船舶は、1903年2月19日に建造され処女航海が1907年9月14日となっています。
船名も何回か変更されていますが、私は船名グラント大統領（U.S.A.T. “President Grant”）が好きです。
2023年4月28日に投稿しましたロシアの女帝（S/S EMPRESS of RUSSIA）と同様に1919年のシベリア内戦時に船舶名「グラント大統領」は、1919 年 10 月 6 日に陸軍に転属となり、
1920年1月から11月までの間、アメリカ陸軍輸送に従事、チェコスロバキア軍をウラジオストックからトリエステまでの輸送業務に従事しています。
出品者側の説明
出品者の説明によると（U.S. Grant transported elements of the Czech Legion from Vladivostok, Russia, early in 1920, as part of the evacuation of that force in the wake of the Russian Civil War in Siberia）とあり、
Googleの翻訳では（1920年初頭に、シベリアでのロシア内戦後のチェコ軍団の撤退の一環として、米国グラントはロシアのウラジオストクからチェコ軍団の部隊を輸送した。
詳細は「U.S.A.T. “President Grant”」で確認して下さい。
18代のアメリカ合衆国の大統領であるGrant（1822年4月27日 – 1885年7月23日）は、南北戦争時の北軍の将軍であり、大統領の任期を終えた1897年6月に日本を訪問していたとの事です。
詳細は「U.S.A.T. 船舶”President Grant“」で確認して下さい。
使用されました切手（郵便料金）
使用された切手は、大正白紙（毛紙）切手5銭（SEN）切手が4枚枚20銭（SEN）使用されており、適正な郵便料金と思われます。
この船舶の様にシベリア出兵時期に活躍した船舶等々の情報をお持ちの方、ご教示お願い致します。
このマテリアルに関しては、オークションに出品（処分）予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jｐ」迄、連絡を下さい。
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