コルチャーク政権下で額面3рубльを加刷された切手

コルチャーク政権発行切手   

コルチャーク政権下で額面3рубльを加刷された切手

コルチャーク政権下のオムスクでロシア帝政時代の普通切手に政権独自の額面を加刷した切手【35коп50коп70коп1рубль3рубль5рубль】が発行されています。

35коп1рубль迄は目打有・目打無の切手が使用されていますので、10種類の切手が発行されています。

eBayオークションロシアのセラーから入手した4枚ブロックの切手は、帝政ロシアの7коп普通切手にコルチャーク政権下で独自の額面3рубльを加刷した切手ですが、残念な事に使用された年月日・局名等は判読できません。

コルチャーク政権下の郵便料金

コルチャーク政権下の郵便料金は国外宛が70коп」・「国内宛が35коп」であり、額面35коп70копの加刷の使用済切手が多く見受けられます。

コルチャーク政権下の郵便料金・改定

19197月にコルチャーク政権下では新しい郵便料金を導入しており、国外宛の郵便料金は1рубльとなり重量郵便(書留郵便)3рубльとなっています。

拠って、帝政ロシア時代の郵便切手とコルチャーク政権下で額面を加刷した切手が併用されたカバーが見受けられます。

私がコレクションできた使用済切手の内、最も早い時期の使用例は1919年2月5日です。

カバーでは1919年5月9日が最も早い使用例です。

コルチャーク政権は1919年12月頃には実質的には崩壊していますが、概ね1年後の1920年12月21日に使用された最終のカバーとなります。【あくまで私の僅かなコレクションの範囲の話です。】

コルチャーク政権下で加刷・発行された・10種類の切手の内、帝政ロシアの14коп普通切手に額面5рубльを加刷をした切手を探して、既に30年近くになりますが、未だ使用済切手として収集できておりません。

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