ウラジオストック極東共和国(沿海州政府)発行切手の使用例
1921年11月29日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)で投函されて、YOKOHAMA(12月5日)・NEW YORK(1922年1月3日)を経て1922年1月20日にBUDAPEST(ブータペスト)に届いた郵便です。
このカバーも国外のオークションハウスより落札したものですが、入手したのは何年も前となり「購入先・入手した年月日は不詳」です。
ブログを始めてから入手した「オークションハウス(セラー)」・「入手年月日」・「入手金額」等々を控える様にしています。
又、出品されていますマテリアルに付いては事前にメールで確認(情報を得る)をする様にしています。
ウラジオストック極東共和国(沿海州政府)
ロシア革命に干渉して日本・アメリカ・イギリス・フランス・イタリア・中国・カナダ各国が軍隊を派遣しましたが、1920年初頭には、日本以外の国の軍隊は殆どシベリアから撤退しています。
日本は政治的中立を宣言ながらもシベリアに大軍の残留を継続しており、1920年2月18日に「オムスクより敗走するコルチャーク軍を追撃して来た赤軍部隊と日本シベリア派遣軍との直接的な軍事衝突を避ける為」の緩衝国として「極東共和国」の創設が決定されました。
1920年12月13日にウラジオストック極東共和国(沿海州政庁)の樹立を発表しました。
使用されました切手(郵便料金)
帝政ロシア時代の切手に極東共和国(Дальне восточная Республика)を表す略号 「ДВР」 を加刷して、極東共和国沿海州用の郵便切手としました。
ここで使用されています切手は、帝政ロシア時代の14коп切手に額面20копと「ДВР」 を加刷された切手です。
他のカバーとの比較から「この時期の極東共和国での国外宛の郵便料金は、20КОПであり」おそらく適正な郵便料金だと思われます。
コルチャーク支配地域で(帝政ロシア時代の切手に額面35копと70копを加刷)使用された切手に極東共和国を表す略号 「ДВР」 を加刷して極東共和国沿海州用の郵便切手として使用(再利用)されています。
このマテリアルはオークションに出品(処分)予定をしております。希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。
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