ロシア社会主義連邦ソビエト共和国に併合後の切手
1922年10月25日に日本シベリア出兵軍がシベリアから撤退した事により極東共和国の必要が無くなり、11月15日にロシア社会主義連邦ソビエト共和国は極東共和国を併合してロシア革命に伴う内戦は終了しました。
極東州革命委員会発行記念切手
使用された切手は、極東共和国(沿海州政庁)で使用する為に準備されていた切手を1921年7月にウラジオストック反共政権(沿アムール臨時政権)により発行・使用されたとする4種類(2коп・4коп・5коп・10коп)の無目打切手に1922年11月7日に「極東州革命委員会」の指導の基にロシア10月革命5周年の記念切手【記念の年月日 「1917 7.XI 1922」】が赤インクで加刷されて発行されました。
ロシア10月革命は、ロシアの旧暦 (露暦、ユリウス暦)で1917年10月25日であり、現行暦(グレゴリオ暦)の11月7日となり「1917 7.XI 1922」が加刷されています。
この切手発行と、ほぼ同時期に極東共和国のロシア社会主義連邦ソビエト共和国へ併合されていますが、併合した後、暫くは極東共和国の切手が使用(1923年頃)されていたと思われます。
極東州革命委員会発行切手
1922年11月15日に極東共和国はロシア社会主義連邦ソビエト共和国に併合されましたが、通貨制度の統合の為に極東地方で使用する独自の加刷切手の発行が1923年迄、続けられています。
ロシア社会主義連邦ソビエト共和国の通常切手4種類【10рубль(5коп)・50рубль(10коп)・70рубль(2коп)・100рубль(1коп)】に「Д.В. (極東)の略号」及び「КОП」との間に「ЗОЛОТОМ(コペイカ=貨幣単位)」を黒または赤で加刷した切手を発行しています。
使用されていますロシア社会主義連邦ソビエト共和国の100рубль切手に1копが加刷されている切手には、目打有と目打無の切手が使用されています。
私が収集できました、これらの切手の使用例として1923年10月6日の使用が確認できています。
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