新たに入手できた切手【コルチャーク政権】

コルチャーク政権発行切手   

新たに入手できた3点の切手【コルチャーク政権】

1919年にコルチャーク政権下のオムスクでロシア帝政時代の普通切手に額面【35коп5рубль】を加刷した10種類の切手が発行されています。

未使用切手の出品は時々見かけますが、使用済切手の出品は比較的少なく、消印から使用された局名・年月日が判読できる切手を探すのは、かなり困難です。

2022816日(締切)の国外のオークションに私の収集対象とするマテリアルが5点出品されており、入札をしました5点の内の3点が落札できましたが、残念な事に2点は高値更新されました。

落札できました3点のマテリアルが、2日前に届きましたので紹介します。

コルチャーク政権発行切手【70коп】加刷

ロシア帝政時代の1коп(黄)切手にコルチャーク政権下で独自の額面『70』が加刷された切手です。

この切手は「目打有」と「目打無」がありますが、落札できました切手は「目打無」の4枚のブロック切手です。

消印から「1920814日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)」と確認できます。

拠って、コルチャーク政権が崩壊後に使用された切手と思われます。

コルチャーク政権発行切手【50коп】加刷

ロシア帝政時代の3коп(赤)切手にコルチャーク政権下で独自の額面『50』が加刷された切手です。

この切手にも「目打有」と「目打無」がありますが、落札できました切手は「目打有」の単片切手です。

消印から明確ではありませんが「・・・・年125日にИРКУТСКЪ(イルクーツク)」と確認できます。

コルチャーク政権発行切手【35коп】加刷

ロシア帝政時代の2коп(グリーン)切手にコルチャーク政権下で独自の額面『35』が加刷された切手です。

この切手にも「目打有」と「目打無」がありますが、落札できました切手は「目打有」の単片切手です。

消印から使用された局名は不明ですが、使用されました年月日は「1920826日」と確認できます。

拠って、コルチャーク政権が崩壊後に使用された切手と思われます。

 

以上、入札により入手できた切手ですが、何れの切手にも「加刷が反転している」とか「加刷が上下にスライドしている」 等々の「加刷ミス」の変種?切手を「未使用切手では国外のオークション等でも時々見受けられますが、使用済の切手での「加刷ミス」の変種?に付いて私は見た事はありません。

非常に単純な加刷の為に「偽加刷」が多いと教えられましが、私には「真贋の判断は困難」であり、使用済切手「消印で使用された地名とか年月日」が判読できる切手を収集する様にしています。

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