ディック・シェイパー・コレクション(№2)

コルチャーク政権下の使用例

ディック・シェイパー・コレクションよりの入手品

Thae Russian Civil War in Siberia 1917-1924オークションに付いては投稿済みですが、再度投稿する事にしました。

このマテリアルを入手した時点でディック・シェイパー・コレクションとは気付かずオークションに参加していました。

と云っても私はディック・シェイパー氏とは面識も交流もありませんが、出品された郵趣品を見ればすごいコレクターであり、素晴らしいコレクションだと思います。

又、英国ロシア切手協会及びロシア切手協会の会員である彼は、頻繁に記事を投稿(掲載)していたとの事であり、今後は「その記事の入手」にも取り組んでみたいと思います。

何方か「ディック・シェイパー氏に関する情報をお持ちの方」ご連絡をお願い致します。

コルチャーク政権下で発行された切手の使用例

1919621日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)で投函されてVia Japan(日本経由)でNow YorkUSA)宛の郵便です。

ウラジオストックで検閲を受けており、青の箱型検閲印【ВЛАДИВОСТОКЪ №11】は明確に確認できますが、この検閲印は帝政時代(第一次世界大戦)のロシアでも使用されていた検閲印と思われます。

裏面に中継印?か着印?が在りますが読取れません。                      

使用されました切手(郵便料金)

コルチャーク政権下での国外宛の郵便料金は70коп(国内宛35коп)ですが、このカバーに使用された切手は、帝政ロシア時代の普通2коп切手にコルチャーク政権下で独自の額面「35」を加刷した切手2枚「35коп35коп」が使用されており、適正な郵便料金となります。

19197月にコルチャーク政権下では新しい郵便料金を導入しており、国外宛の郵便料金は1рувとなります。

拠って、このカバーは国外宛の郵便料金の変更直前の使用例となります。

 

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