セミョーノフ政権発行切手【2рубль50коп】加刷
セミョーノフ政権下で発行された切手を紹介します。
ロシア帝国時代の切手にチタ国立銀行の活版印刷部門で額面(1рубль~10рубль)4種類の加刷切手が発行されています。
今回は、セミョーノフ政権下で帝政時代の20коп切手に額面[2Р.50К]を加刷・発行した切手を紹介します。
この切手にも額面[2рубль50коп]の加刷に「加刷ミス」の変種?が見受けられます。
帝政時代の4коп切手に額面[2Р.50К]を加刷したものです。
画像左側の切手は加刷した額面[2Р.50К]が左側に向いている一般的な加刷切手ですが右側の切手は額面[2Р.50К]が反転して右側に向いています。
私は収集できていませんが、他にも額面[2Р.50К]が右(左)にシフトしている等の「加刷ミス」の変種?があります。
帝政ロシア(ロマノフ王朝)の金塊【セミョーノフの金塊】
私には郵趣以外に関心(興味)のある事柄があります。それはロシア帝国の金塊(ロマノフの金塊)の一部をセミョーノフが入手したとするものです。東洋書店より出版された書籍「シベリア出兵90年と金塊疑惑」に基づいたものです。
イルクーツクではチェコスロバキア軍団に不当に分配され減少し始めていたロシア帝国の金塊をセミョーノフ軍団が奪回してチタに保管。
チタに出兵した日本陸軍の協力を得て満州里経由でセミョーノフ軍フィラトフ軍事部に引渡した。
1920年3月11日にフィラトフ名義で朝鮮銀行ハルビン支店に預託された。
セミョーノフの金塊が満州で日本軍により秘匿・保管され大連港から日本に輸送されたとするものですが、当初コルチャーク独裁政権が保管していた帝政ロシアの金塊の14パーセント程度と記載されています。
詳細に関しては前述の書籍に詳しく書いてあります。
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