田沢切手10銭【フランス宛】シベリア出兵軍の郵便
1919年7月24日に田沢切手10銭を使用した東京で投函されたフランス宛の郵便ですが、封筒にはフランスの「シベリア出兵軍(Mission Mililre Francse en Siberie)」の印刷が確認でき、フランスのシベリア出兵軍用の封筒が使用されています。
使用された切手(郵便料金)
使用されています切手は田沢大正白紙10銭切手1枚が使用された国外宛の普通郵便であり適正な郵便料金となります。
ロシア革命に対する軍事干渉
ロシア革命に対するフランス軍の軍事干渉は、シベリアに抑留されたチェコスロバキア軍捕虜の救済を口実として、1918年3月にイギリス軍と共に出兵しています。
実質的には、反革命軍(白軍)に対して軍事支援を行いロシア革命軍(赤軍)を制する事であったが、反革命軍が崩壊したことにより、フランス軍はイギリス軍と共に撤退しています。
日本軍は1918年8月にアメリカと共にシベリアへ出兵しています。
アメリカ軍が撤退した後もシベリアに留まり反革命軍に支援を継続して留まっていましたが、1922年10月25日にシベリアから撤退しています。
シベリアの反革命政権
イギリス軍・フランス軍の支援を受けた反革命軍は「コルチャーク独裁政権」であり、日本軍の軍事支援を受けてロシア革命軍と戦ったとされた「セミョーノフ独裁政権」ですが、何れも革命軍に制圧されて崩壊しています。
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