コルチャーク政権下の郵便【ХАРБИН宛】

コルチャーク政権下の使用例

コルチャーク政権【35коп】加刷切手の使用例

ロシア帝政時代の普通切手にコルチャーク政権下で額面35копを加刷した切手を貼り、1919514日に ВЛАДИВОСТОКЪ  ВОКЗ(ウラジオストック駅)で投函、検閲を受けて、1919518ХАРБИН(ハルビン)に届いたカバーです。         

シベリア共和国

1918129日 、オムスクで社会革命党が中心となり「ロシア帝国領のウラル~東清鉄道やハルビン市を含む太平洋側までの地域」を領有としてロシア社会主義連邦ソビエト共和国から独立宣言、暫定シベリア政府(シベリア共和国)が発足しましたが、19181011日、オムスクに発足した反革命政権「全ロシア臨時政府」に吸収されシベリア共和国は消滅しています。

短期間(概8カ月間)存在した共和国ですが「シベリア共和国」として独自の切手が発行されたか否か不明です。

 全ロシア臨時政府

イギリス・フランスの後援で19181118日に「全ロシア臨時政府」の陸海軍相に就任したコルチャークが、オムスクでのクーデターにより独裁政権(コルチャーク政権)を樹立しました。

コルチャーク独裁政権(オムスク政権)は1919年末頃には軍事的敗北により崩壊しています。

 郵便料金

この時期のコルチャーク政権下の郵便料金は、国外であれば郵便料金は70копとなりますが「ハルビンを国外では無く国内」と見做しての郵便料金なのか?35коп切手1枚で届いており、郵便料金不足の表示もありません。

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