反共政権（沿アムール政権）発行切手使用郵便

反共政権（沿アムール政権）発行切手使用【ＢＵＤＡＰＥＳＴ宛】

1922年3月7日にВЛАДИВОСТОКЪ（ウラジオストック）で投函されて、中継印［3月11日ＹＯＫＯＨＡＭＡ（横浜）］を経て1922年4月3日にＢＵＤＡＰＥＳＴ（ブタペスト）へ届いたカバーです。

使用されている切手（郵便料金）

1920年5月に組織されたウラジオストック極東共和国（沿海州政庁）を1921年5月26日に日本シベリア出兵軍の支援を受けたメルクーロフを首班とする軍隊とセミョーノフ軍の残党とが、極東共和国（沿海州政庁）を打倒して、ウラジオストック反共政権（沿アムール政権）を樹立しました。

この使用切手は、極東共和国（沿海州政庁）が沿海州で使用する為に準備していた4種類（2коп・4коп・5коп・10коп）の切手を反共政権（沿アムール臨時政権）が発行・使用したとする切手ですが、1921年5月26日以前に既に使用されていた使用例があり、詳細は不明です。

ここで使用されています切手は、10коп切手4枚［40коп］です。

国外宛の書留郵便であれば「40коп」と云う郵便料金は妥当な金額と思われます。

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