チタ(極東共和国)で発行された切手の使用例
1923年9月14日にВЛАДИВОСТОКЪ(ウラジオストック)で投函された郵便ですが、French Gold Mine(フランスの金鉱山)宛ての郵便です。
使用された切手(郵便料金)
1921年7月25日にチタ(極東共和国)で発行された20коп切手1枚が使用されていますが、1922年10月15日に日本軍がシベリアから撤退したことにより極東共和国の必要がなくなり、11月15日にロシア社会主義連邦ソビエト共和国に併合されて極東共和国は消滅しています。
拠って、この切手の使用は極東共和国が消滅した後に使用されたものです。
このカバーは国外のオークションより入手したものですが、切手以外に知識の無い私が明確なものではありませんが「日本の消印」(局名は読み取れません)らしきものを見つけて入札しました。
日本の消印(局名は読み取れません)が日付は「大正12年9月22日」と推察でき入札しました。
以前のブログ(引越前のブログ 2020年6月17日)で「何方か、この郵便の宛先・ルート及び中継院に付いてご存じ方、ご教示をお願いします」とお願いをしました処、以下の通りご教示頂きました。
郵便史研究家の「GANさん」から以下の通り、ご教示頂きました。
朝鮮孟中里駅経由大楡洞宛てではないでしょうか。
平安北道の山奥で、有名な雲山金鉱もあり可能性は高いと思います。当時は日ソ間に正規の郵便交換はなく、中ソ間でようやく郵便交換を開始したばかりなので、浦潮-哈爾賓(中国郵政)-寛城子-長春(日本郵政)-奉天-安東縣-孟中里のルートが想定されます。(ありがとうございました。)
このマテリアルに関しては、オークションに出品(処分)予定をしております・・希望される方は、「russee@outlook.jp」迄、連絡を下さい。
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